今回は、Amazon Fire HD 10の勉強用タブレットとしての使用感をレビューします。
Androidベースの専用OSに興味を持つ方も多いでしょうが、実際の使い勝手はどうだったのか。
勉強の際に便利だった点や、逆に不便さを感じた部分について、リアルな体験を元にお伝えします。
この記事が、購入を検討している方の参考になれば幸いです。
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Amazon Fire HD 10の特徴
Amazon Fire HD 10は10インチの大きなディスプレイを搭載したタブレットです。
大画面により文字が大きく表示されるため非常に読みやすいです。
また、高解像度で鮮明な画面は図表やイラストが豊富な参考書もクリアに表示し、紙の本と遜色ない、あるいはそれ以上の読書体験を提供します。
なお、画面の表示に影響はありませんが、本体が樹脂製なのでiPadなどに比べると高級感にはやや欠ける印象を受けるかもしれません。
買って良かったと思うこと
参考書の置き場所に困らない
一番良かったと思った点が、学習用に購入したたくさんの本を保管する必要がなくなったことです。
これまで勉強用に大判の本を大量に持っていましたが、思い切ってそれらを電子化してスペースを節約することができました。
Fire HD 10入手後は電子書籍を購入することで本の置き場所に悩むことはもうありません。
大判の参考書が読みやすい
エンジニア向けの図やグラフ、コードが含まれた大型の参考書も、カラーの大画面で読みやすくなっています。
これまでスマホやKindle端末では読むのが難しかった書籍もためらわずに購入できるようになり、結果として積読が増えています。
物が増えない点はとてもありがたいのですが、そろそろ財布のひもを引き締めないといけないなと思っています…。
電子書籍はhontoがオススメです。
kindleよりも割引率が高いことが多いです。
不便だと思ったところ
Playストアが使えない
Fire HD 10ではGoogle Playが利用できないため、インストールできるアプリが限られています。
.apkファイルを入手すればアプリをインストールすることは可能ですが、.apkファイルが入手できない場合は、アプリのインストールができないため注意が必要です。
ここでは、私が試した範囲でインストールできたアプリ、できなかったアプリを紹介しますので、参考にしていただければと思います。
※今回は勉強に使うことを前提に試しており、ゲームや動画視聴用アプリは対象外です。
また、Uptodownのような非公式のアプリストアからダウンロードする場合、危険なアプリをインストールしてしまうリスクがあるため、そこでしか入手できない.apkファイルは使用しない方針で進めています。
インストールできたアプリ
- honto
- Doly
- DMMブックス+
- Microsoft Teams
- Zoom Workspace
- Webex Meetings
インストールできなかったアプリ
- LINE
- Zenn
- Google カレンダー
- Google Meet
- Udemy
すべてのアプリを試したわけではありませんが、Google製をはじめとする海外アプリのインストールが難しい印象です。
電子書籍を中心に勉強を進める場合には特に問題ありませんが、スケジュール管理やタスク管理をしながらタブレットで効率よく勉強を進めたいと考えている方には、少し物足りなく感じるかもしれません。
私自身はKindleとhontoを中心に電子書籍を使って勉強しています。
Udemyも使いますが、これに関してはアプリでの利用はできないものの、ブラウザから視聴できるため、特に不便を感じることはありませんでした。
便利に使うためには
良いところ、悪いところを書きましたが、便利に使うために私が少しだけ工夫した点も紹介します。
スタンドを使う
Fire HD 10は大判の参考書や書籍を読むのに便利ですが、長時間手で持つと重さが気になるかもしれません。
私もその点で少し疲れを感じました。そんなときはスタンドを使うと快適です。
スタンドを利用すれば参考書を見ながらPCで作業する際も、両手が自由になりキーボード操作やノートへのメモがスムーズに行えます。
特に参考書のコードをPCに転記する作業も、スタンドでタブレットを立てておくことで効率が上がりストレスが軽減されます。
角度がつけられ、へたりにくいタイプがオススメです。
SDカードを使う
本体の空ストレージは書籍をダウンロードしていくとあっという間になくなります。
しかしFire HD 10は外部ストレージにSDカードを利用することができます。
本体のストレージがなくなってもデータのやりくりに頭を悩ませる必要がなく、ストレスを感じることもありません。
コストパフォーマンスとiPadとの比較
価格面で見るとFire HD 10は非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
同様の用途で広く使われるAppleのiPadと比較しても、Fire HD 10はより手頃な価格で提供されています。
確かに画面の解像度やカメラの品質などいくつかの面でiPadに劣ると感じる部分もありますが、読書や勉強が主要な目的とする場合はこれらの差は決定的なものではありません。
まとめ
Amazon Fire HD 10は、大判の参考書や教科書を読む際に非常に便利です。
大画面と高解像度ディスプレイにより、読書体験が快適になり、物理的な本が不要になることでスペースの節約にもつながります。
また、コストパフォーマンスが高く学習用途に限定すれば高価な競合製品にも劣らない価値があります。
ただし、希望するアプリのインストールができない場合があり、万人におすすめできるわけではありません。
この記事が自分に適したタブレットかどうかの判断に役立てば幸いです。
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