未知の領域に挑戦!若手情報システム部員が知っておくべきネットワークの基本

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情報システム部に配属された若手の皆さんへ、ネットワークの基本をお届けします。
「配属先で上司や先輩に『ネットワークは重要だから、とにかく勉強しろ』と言われ、どうすれば良いか困っていませんか?」
私自身、情報系出身ではなかったため情報システム部に配属された当初は非常に戸惑いました。
そこで今回は、社内ネットワークに関する基本をネットワークに接続される代表的な機器を紹介しながら分かりやすく解説します。
一緒にじっくり学んでいきましょう。

ネットワークの基本概念

ネットワークとは

ネットワークは複数のデバイスやコンピューターが相互に通信できるように接続された仕組みのことです。
「社内ネットワーク」となると同じ組織や企業内で機器がつながり情報を共有するための仕組みのことになります。

LAN(Local Area Network)とは

LANは限られた地理的範囲内でデバイスが接続されたネットワークのことを指します。

WAN(Wide Area Network)とは

WANは広範囲な地理的範囲でデバイスが接続されたネットワークで異なる拠点や地域(例えば東京支店と大阪支店間など)をつなぐ際に使用されます。

VLAN(Virtual LAN)とは

VLANは物理的なネットワークインフラを使い分けずに論理的な仮想ネットワークを構築する技術です。
これにより同じ物理ネットワーク内でも複数の論理ネットワークを構築し異なる部署やグループが独自のネットワーク環境を持つことが可能になります。
例えば営業部門と開発部門が同じ物理的なネットワークを共有しながらも異なるVLANを利用して分離された通信を行うことができるようになります。

ネットワークの構成要素

ルーター

ルーターは異なるネットワークを接続しデータを効率的に転送するためのデバイスです。
社内ネットワークではオフィス内のLANと外部のWANをつなぐ際やインターネット接続の際に使用されることが多いです。

スイッチ

スイッチはLAN内のデバイス同士を接続するためのデバイスでデータを送受信する役割を果たします。
スイッチを使用することでデータの効率的な転送が可能となります。
近頃ほとんどのノートパソコンは無線LANで接続されますが、デスクトップパソコンやサーバーはスイッチを介してネットワークに接続します。

無線LANアクセスポイント(AP)

スマートフォン、タブレット、PCなど無線LAN機能を持つデバイスがインターネットに接続できるようにする機器です。
家庭用でよく見かける無線LANルーターとは異なりルーター機能はもちませんが、法人向け無線APは接続調節機能や多数のデバイス同時接続能力など家庭用と比べて高度な機能を提供します。

サーバー

サーバーはネットワーク上でデータやサービスを提供する役割を果たします。
例えばファイルサーバーやデータベースサーバーから人事給与システムや基幹システムなど様々な種類があり企業にとってはとても大事なものです。

ネットワークのセキュリティ

昨今はどんな会社も情報セキュリティには力を入れています。

新しく情シスに配属された皆さんが最も力を入れて勉強することになるのもこの分野かもしれません。

ファイアウォール

ファイアウォールは主に社内ネットワークと外部との間でデータの通信を監視し、不正アクセスや攻撃からネットワークを守る役割を果たします。セキュリティの基本となる要素です。

VPN(Virtual Private Network)

VPNはインターネット上で暗号化された通信経路を確立し安全にデータを送受信する仕組みです。

社外との通信でセキュリティを確保するために利用されることがあります。最近ではリモートワークが普及したことで企業内での重要性が高くなっています。

ネットワークのトラブルシューティング

ログの確認

各種のログはトラブルシューティングに欠かせません。

ネットワーク上のトラブル発生時にもログを確認し、問題の原因を特定していきます。

ネットワークの監視

ネットワークの状態をリアルタイムで監視するツールを利用しトラフィックや帯域幅の使用状況を確認することで問題を早期に発見しやすくなります。

まとめ

社内ネットワークは情報の要となり日々の円滑な業務遂行に不可欠なものです。
また、ネットワークの理解は社内SEとしてのスキルや価値を大いに高めることに繋がります。
基本的な概念からトラブルシューティングまでしっかりと理解し、実践を通じてスキルを磨いていきましょう。

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